アイコンとして稀有な存在・Perfumeを応援する日々の記録
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コミュニティスター・Perfume
2009-04-30-Thu  CATEGORY: perfume
いつもお邪魔させていただいているブログで面白い内容があった
ので調べてみました。

それは、有機栽培型ビジネスモデルとしてのPerfumeという存在。
放送自体は3月のものですから結構前です。

その映像はこちら ⇒ 日テレNews24

論客は慶応大学ビジネススクールの小幡 積准教授。
大蔵省、IMF勤務を経て現職につかれている一人学官提携のような方。

主テーマは「日本のコンテンツ産業の可能性」

以下、私的に内容要約を記します。

第81回アカデミー賞で滝田洋二郎監督の「おくりびと」が外国語映画賞を、
加藤久仁生監督の「つみきのいえ」が短編アニメ映画賞受賞した。今、米国
で日本のカルチャーが脚光を浴びている。

米国のコンテンツ産業は今過渡期を迎えている。日本の作品がのしてきた、
というより従来の制作方法での諸作品が凋落し始めたという論調。
それは日本の映画興行成績にも現れ始めていて、2008年の映画興行収入
ランキングではTOP10中7作品が邦画であり、ハリウッド作品は3作品のみ。

洋画は「今年の1本はこれだ」、「今話題の~が主演」等の話題性で観られて
きたが、内容は乏しいものが割合とある。また、続編ができるに従い面白さも
減じられてきていることに消費者が気づき始めた。
今までの大資本投下による宣伝効果が一巡し、さらに昨年より到来した世界
同時不況がその流れに拍車をかけた。
その影響か、大きく資本が投入されたいわゆる「大作」が一瞬でランキング外
に消えていく中、当初は振るわなかったが少しずつ評価を高め、ブレイクする
作品が出てき始めた。(「おくりびと」はそういう動き)そういう動きがこれからの
時代を象徴しているのではないか。

ハリウッドの従来の映画製作は一種ビジネスモデル化している。ファイナンス
の手法を駆使して資金を集め、その資本を使って著名監督、出演者を募り、
徹底したマーケティングでもってシェアを取る。それはコンテンツ自体の質を
高める努力を蔑ろにしてしまった観がある。
そのことが、地味でもいい、よい作品を作りたいという態度で臨み続けた日本
映画の復権を呼んだのではないか。
ハリウッドは「売れる」映画製作に腐心し、日本を始め米国はもちろん様々な
国の新たな映画製作陣は「見せる」映画作りに腐心した。

先生はそのモデルを「有機栽培型」と名付ける。

そしてその言葉を説明するのに使われるのがPerfume。

曰く、Perfumeは新しい形のスターで、且つ日本が世界に売っていけるコンテンツ
の代表格。今年、来年、次の世紀ですらPerfumeだと断言w

ここでビジネススクールお得意のマトリクスが登場。
ブログ用54

ハリウッド型はカリスマがトップからメッセージを発信する、有機栽培型はボトム
から寧ろ様々な要素を取り込んで「成長」していく。
上から降ってきたものは強烈に印象を与えるが結合が弱い。対して下から上って
きたものは共に上がってきた、という印象や一体感を醸成する過程を経ているの
で強い結合が期待できる。

ただ、課題として残るのは「即効性」がない。

更に先生は窯変備前焼(ようへんびぜんやき)を例に、様々な外的要素により
思いがけなく誕生する、というのも有機栽培型の特徴と言う。

これは従来のような「ブランド」に頼る時代の終焉で、これからは「選ばせる」の
ではなく、「選ばれる」時代であり、費用対効果を望まねばならないようなビジネス
型は通用しなくなる。寧ろ、低予算でも「熱」のある作品をこそ生みだしていくことが
今後望まれていくのではないか。


ん~、いちいち納得感があります。さすがは教授、論理展開が明確でわかりやすい
ですね。 

ビジネススクールでは学部の講義形式とは違い、ケースメソッドと言われる事例研究
を中心に行われる場合が多いです。(もちろん講義型もありますが)
そこでは誰もが知る有名企業が新たなビジネスに挑戦する場面や、今まさにスターダム
に駆け上がる時のエピソードが基礎資料と共に冊子として渡されます。学生は実際にそ
の企業がどうのこうのとは別にその時、自分ならどうするのかを分析し、決定します。

そういう実践的な学びの場に携わる方がとりあげるのですから余程のことです。

でも、先生が仰る通り、Perfumeは必然性を持って生まれたわけではないと思います。
何しろ一時期は強制解散手前まで言ったわけですから。
それは灰や温度、窯の世話次第で出来に雲泥の差が出る焼き物と同じ、再現不可能
の芸術のよう。
それをビジネスとして確立するには出し手が変わる必要と受け手の意識が大きく変わる
必要があります。受け手としてはよいものが出てくればありがたいはずなので問題はな
い。問題は先生も仰っていたように、「こんなん作ったら売れるんでしょ?」というような安
易な考えで制作する出し手側かもしれません。
でもそれにしたっていろんな分析で売れる要素を探った結果なんだと思いますが、そうい
う分析の手法でさえもう古いのかもしれませんね。例えばAIDMAの法則なんてもうきっと
通用しないと思います。AISASにしても受け手の意識を短絡化しすぎてる嫌いがあります。

やはり、どうやって売ろうか?というアプローチではなく、どうやってもこれを売りたい!と
いう意識が先に立ってこそブレイクするコンテンツが生まれるのかもしれませんね。
受け手としてはありがたい時代だと思います。何かの誘因要素や集団心理まで駆使され
て消費される前提のものを手にするより、自分も相手も納得する形でコンテンツを手にで
きる可能性が高まるのですから。
ただ、出し手からするとこんな厳しい時代はないですね。特に大資本投下+リターン回収
という規模の経済を駆使してやっているようなところは。今後、選択と集中は一層進むの
かもしれません。

先生の今後の研究に大いに期待したいですが、PerfumeはPerfume。ビジネスという
分野には馴染まない芸術のように感じてなりません。

でも先生がPerfumeでケースを一本書いてくれたら是非拝見したいものです☆

最後までお付き合いいただいた方、せめてもの眼福を…

Fiona Appleの曲にかしゆかの映像をつけてみた
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