アイコンとして稀有な存在・Perfumeを応援する日々の記録
cheer for perfume
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打ち上げ公演「海パーン!!!」@宜野湾海浜公園屋外劇場・後編①
2012-05-31-Thu  CATEGORY: perfume
立て続けに5曲。遠き海に日は落ちて、いよいよ夏は夜その時に近づく。

MCを挟んでいる間に少しずつスモークが噴出されている。屋外でレーザー
を飛ばすなら少し多めがちょうど良い。

本公演中はThe Openingから一気呵成の流れ、空間に充満するレーザービーム
に酔いしれた。屋外のレーザービーム、レーザーに隠れた3人の眼差しが心を
突き刺してくるようだ。
私が初めてPerfumeのライブに足を運んだ時からすでにライブは大仕掛けだった。
しかしそれ以前は今日のように、彼女達が彼女達だけの姿で躍動していたのだろ
う。彼女達との距離が近いこともあり、より一層感じるものがあった。

多分インターバルは無かったように思う。

彼女達を知ることになった曲。因みに発売日は愛車のナンバーにした。

「前向きな気持ちは巡り、巡らす!」

何とも彼女らしい言葉で本公演中は歌い出していた。その言葉通り充分に巡った
のだろう。彼女は一言だけしか言わなかった。

「飛ぶよ!」

ツアーも中盤から客席を見ることが多くなった。特にこの曲では会場を見ている
ことが多い。Perfumeを見て、踊って笑ってするファンの幸せそうな顔がとにか
く嬉しい。今日も会場中に笑顔が咲いている。彼女達に大きなチャンスを与えて
くれた曲、私に彼女達を教えてくれた曲。素直に沁みた。

客席全体から拍手が嵐のように沸き起こる中、最早定番4つ打ちのリズム。

P.T.A.のコーナー。

声出し、歯磨き、夏色のナンシーから広島?以来のBody&Soul、survival dAnce
→ultra soul。


そして更に声を出させて煽った末のこの一言。


「踊れ!! FAKE IT!!!」

体は条件反射で動き出す。明滅するバックライトに照らし出された3人の表情は
恍惚とした中に怜悧な色を帯び、美しい。
回数を重ねれば重ねるほどに放出する熱量が増してくるように、観客の熱狂を燃料
にして輝きを増す3人。熱気に酔いしれるのっち、辺りを払うように睥睨するかし
ゆか、もっともっとと煽るあ~ちゃん。

追加公演までその勢いは減じることなく、ただただ増していった。

狂乱から覚める暇なくエレクトロワールド。

それもSingle Ver.

彼女達にもかなりの負荷がかかるデス・リストを作ってきたようだ。イントロ
無しで踊り続ける彼女達に会場からは怒号のような声が掛けられ、力んだ拳が
何度も空を突き上げた。
あっという間に汗が噴出してくるがそれは彼女達も同じこと。汗が光り、髪が
乱れ、少し息も上がっているがその下では何とも良い表情が浮かぶ。彼女達の
表情はきっと観客を映しているのだろう。

会場は見渡す限り、同じ表情が並んでいる。


そしてP.T.A.のコーナーで練習した親指、人差し指と中指を立てて前へ出す
ポーズ。

ついにその曲がやってきた。

⊿ツアー以来のお目見え。PSPSといい、このセラミックガールといい、観客の
動きが見える選曲をしているようだ。久しぶりの披露にも関わらず観客のシンクロ
率が異常に高い。初Perfume、初ライブの方も結構いらした気がするが是非楽しん
でもらいたい。この異常ともいえるシンクロ率を作り出すのが彼女達なのだ。

恐らくラストへ向かって一気に進むのだろう。

チョコレイト・ディスコ、この曲が来るとラストも間近かな、と思うのはもう条件反射。
またステージサイドの高台に登っては観客を煽りに煽る3人。

「もっと声をちょうだい!!」

楽しそうに笑いながらコールを要求するあ~ちゃん。彼女の笑顔を見ていると何だか
全てを受容してもいいような気持ちになってくる。こんな表情を彼女にさせられる観客
の皆さんは素晴らしい。彼女達に向けて、観客全体に向けてコールは盛大に鳴り響き、
ダンスフロアは揺れに揺れ、胸一杯に幸せが充満する。



気が付けば三日月が中天に上がり、空はすっかり晴れ渡っている。

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打ち上げ公演「海パーン!!!」@宜野湾海浜公園屋外劇場・中編②
2012-05-30-Wed  CATEGORY: perfume
滑り出し最高の4曲を終え、光る汗を拭いながらのっちがMCの口火を切る。
今日も安定の噛み具合、うみぶぼうって何だろう。

TVサイズでは納まり切らないのっちの魅力はライブ会場で満開となる。

こどものような無邪気さで声を出し、ケタケタと笑い、時にドキッとする
ほど艶かしい。本当の君を知りたいならライブ会場に足を運ぶべきだろう。

のっちが安定の噛み様状態で顕現している間、かしゆかは後方でほつれた
髪の毛を梳かしている。かしゆか派はのっちの話もそこそこにかしゆかの
後ろ姿を追っている。

袖に降りていたあ~ちゃんも戻り、打ち上げ公演タイトル「海パーン!!!」
を高らかに唱和。

飢餓感すら漂う観客にとって呼吸を合わせるなど造作もないこと。一挙一動
狂いのない同調を見せて3人を喜ばせる。

今日結婚記念日を迎えたというファンとの話の流れからなめらかな歌声で
「バタフライ」、「Can You Celebrate?」を歌うあ~ちゃん。
きっと上記2曲程は浸透しないだろうが、時の針はそんなシーンに相応しい
曲であろう。

そうこうする内にライブは進行する。

鮮やかな桃色の靴裏、優美なデザインのヒールをコツコツと鳴らしながら
弾む心と楽しげな情景を描き出すHave a Stroll。

ステージを真横に見る自分の目に飛び込んでくる3人の可愛らしいライン
ダンス。後方からの照明を受けて眩しいことこの上もない。

楽しげな漫ろ歩きの一幕を終え、次曲のイントロが流れた瞬間の嘆息。

親指と小指を立てた手が一斉に空を突いた。

これはまさしく彼女達の為の曲。ただでさえ感傷を呼ぶ夕暮れ時にこの曲
を持ってくるとは何とも心憎い。

パーフェクトスター・パーフェクトスタイル。

宜野湾海浜公園を渡る涼やかな潮風に乗ったメロディはきっと様々な感傷を
持ってそれぞれの胸に響いたろう。

「こんなに昔の曲なのに…。」

あ~ちゃんは言った。

リリースされてから6年の歳月が流れている。

Complete Best。この曲が収録されたアルバムは初めてにしてベスト盤。

埋もれてしまう可能性すらあった当時の彼女達に中田氏が贈った
最大のオマージュと言われるこの曲はどうにも心を切なくさせる。

また少しステージが滲んだ。

恐らくかなりのファンが感傷を胸に浸っているところへ新曲を続ける
なんて上手なリストを考えたもの。


カンロ・PureグミのCM曲である「コミュニケーション」。

グミの不可思議な歯触り、お菓子の持つ馥郁たる香りを連想させる曲は
その印象に比して運動量のあるダンス。随所に可愛らしさを添加する
Perfume、そのダンスの真骨頂を魅せる。

感傷を洗い流し、しっかりとチェンジオブペースが完了。

日中の暑さが未だ残る会場にステージからそよ風が送られる。声を合わせ
挙動を合わせ、点と点を繋いでいく。彼女達の魅力の一つ、それは間違い
なく「声」なんだと思わせる一曲。VOICEはそれを再認識させてくれる。

日は暮れかけ、夜は帳を下ろしかける時分。

そこへ響き渡る劇的と表現して差し支えないイントロ。

3人の動きが連鎖するように流れ、タメと揺らぎが随所に見えるこの曲は
ぼーっと見とれてしまう程に美しい。和楽器の音色が作り出す軽妙なリズム
に辺りを払うかのような強い眼差しはピリリと辛いスパイス。

一振りで会場は静まり返る。

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打ち上げ公演「海パーン!!!」@宜野湾海浜公園屋外劇場・中編
2012-05-29-Tue  CATEGORY: perfume
声援が消えては起き、指笛が独特のリズムを奏で、待ちきれないファン達が
席を立って手拍子を送り出す。

やがてそれが会場中に充満し始める頃、場内に注意事項を伝えるアナウンスが
入る。皆声を揃えて確認し、アナウンス終了と共に万雷の拍手はその最大音量
をステージに放つ。

半円形のステージには3本のマイク、水、タオル。3台の昇降台と小机。

今日もステージにはそれしかない。

ドームすらSold out にする3人。それでもステージはやはり3人には広い。

今日はこのステージをどうやって使うのか。

そんな取りとめもないことを考えていると前方のファンから歓声が聞こえる。
どうやら袖に3人が待機しているようだ。

あと少し。


と、思った刹那、会場に響き渡る高らかなイントロ。

次いで左右に吊られたアレイスピーカーから地響きのような轟音。

瞬間体を揺さぶられて眩んだ目に飛び込む鮮やかな3人。

会場に満面の笑顔を向け、すぐに静謐へ戻る。

ステージに差した残照は3人の輝く笑顔をキラキラと照らし出す。
祈るような姿から一転、一糸乱れぬ精妙なステップ。

あ~ちゃん、少し泣いている。

かしゆか、柔らかい笑顔だ。

のっち、満足そうに頬を緩めた。

三者三様のGLITTERは獰猛に会場を揺らし続ける。

憑かれたように踊り狂う会場、通常・追加公演中はずっとライブの要を勤めた
曲が一曲目。息が続くのだろうかという心配を他所に、3人の環は光を今日は
覆いのない空へと送り出していく。

鳴り響く拍手。溢れる歓喜の奔流を爽やかな笑顔で受け流す3人。
その表情はまだまだこれからと言わんばかりに輝いている。


ツアー中に発表された新曲。それは今の彼女達を象徴し、弾むような
イントロから流麗なメロディを奏でる。

音と歌詞をモチーフに魅せる彼女達の春は、シンプルなステージにこれ
以上ない彩を広げていく。笑顔は更に冴え渡るようだ。

たった2曲で会場中の意識を集めきった3人は更にギアを上げていく。

ねぇ、今日はどこに行こうかな。

まだ少し堅さを残す部分を開放するように軽やかに、ピンヒールの
ステップは心を外側へ誘い出す。

そして投下されるワンルームディスコ。

少しずつ夕暮れの迫る空へ、高らかに響くあ~ちゃんの絶叫。

体の隅々まで送られた熱狂はその温度に等しい声量で呼応する。

掴みの4曲、一段飛ばしのような選曲に早くも汗ばむ体を、心地よい
潮風が薙いでいく。

そんな最高の空気の中、いつも通りの深い深いお辞儀。今日はもう
既に感極まっているような様子の3人。笑顔の中にも万感の想いが
見え隠れしている。

それはこちらも同じこと。何度となく見上げた空が少し滲んでいた。

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打ち上げ公演「海パーン!!!」@宜野湾海浜公園屋外劇場・前編
2012-05-29-Tue  CATEGORY: perfume
KIRINチューハイ氷結Presents Perfume 3rd Tour JPN 、ついに
表題の打ち上げ公演をもって全公演を終了しました。

2010年:うたの日コンサート、2011年:ONE OK LOCK 対バンツアー、
そしてついに沖縄での初野外ワンマン。


今回もそれはそれは素晴らしいステージが展開されました。

以下はJPN Tourを縦断し、沖縄で打ち上がった男の独り言です。



今年で3年目の沖縄。学生時代に何度となく挑戦し、台風に弾き返されて
来た念願の土地。

そこにはいつも抱きすくめられるような空気と、音楽が充満している。

南国特有の人懐っこさと気安さ、表面からは窺い知れない深遠な感情。
そんなものを内包するこの土地、兎角Perfumeとの相性は抜群。


2年前は娘のように愛でられ、昨年は同士としてお互いを鼓舞し合い、今年は
3人だけでステージに立つ。

溢れる期待を胸に今年もやってきた。

毎年梅雨の開け切らぬ季節柄、肌にまとわりつくような大気に迎えられるの
だが今年は暑さも爽やかな素晴らしい気候。

昼下がりからの雨も上がり、会場からほど近いビーチは東シナ海に暮れかけの
夕日で徐々に赤く染め上げられていく。

そんな絶妙の時間に合わせた会場時刻。

様々な想いを胸に集まったファン達。

近く、遠く、その発地こそまちまちだが皆一様に笑顔を携えてやってくる。
どこかに寂しさを添加させた顔もちらほらと見えるがそれもまたライブの
スパイスとなるのだろう。

発散される期待感は同じかそれ以上に見受けられる。

彼女達のファン全体からすればほんの一握り、その幸せな人の波は整然と
会場へ向かう。


語らう声、滾る声援、全てを包む笑い声。

開演までのこのひと時もまた愛しい時間、それを満喫する人達の柔らかな空気は、
それでも少しずつ近づくその時を感じて熱量を増していく。

終わりの始まり。


そして新たな始まりへの扉。


全てが見えるまで、あとわずか。





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Perfume 3rd Tour JPN 追加公演終了おめでとう!!
2012-05-19-Sat  CATEGORY: Perfume・LIVE
タイトルに銘打ちましたように、

KIRIN チューハイ氷結Presents Perfume 3rd Tour JPN、
追加公演・日本武道館4daysが終了しました。

それと同時にツアー内容がどうやら情報解禁となったようで、各
音楽誌がツアーレポートを載せているようです。

 ⇒ RO69 ライブレポート
 ⇒ ナタリー ライブレポート
 ⇒ ORICON STYLE ライブレポート
 
と、枚挙に暇が無いほどにライブレポートは挙がっております。

総じて熱気と歓喜の坩堝と化した情景を豊かな表現力で文章化した
良いレポートであると思います。

自分も思うに任せてレポートを書き殴ってしまいたいところですが
とりあえずツアー全体を俯瞰してみての印象を書きます。


強く印象付けられたのは圧倒的で磐石のパフォーマンスでした。


各会場毎に最早ファンの間では定番の長~いMC、客席との交流、動き
の確認などライブ以外に割く時間はまちまちでしたが、本編のライブ
では素晴らしい完成度で常に我々を魅了してくれました。


ダンスの一つ一つが高い完成度なのはある意味当り前のことなのですが、
ステップや重心移動、手足の動きから指先まで神経の行き届いた、魂の
乗った動きであったように感じます。


それを支える研鑽が透けて見えるように思えました。


何かを頭や体に覚えこませる時、まずはその物事や動きを反復して読み
込むところが端緒になろうかと思います。そして内部に入れたら今度は
外へ表して確認する。この反復が習得の基本動作であると思います。

そして次の段階では物事や動きの意味合い・理合に思いを馳せ、何故そう
なのかを自問しながら更に反復する。恐らくこの段階を経ると頭の中から
動きを追う意識が消え、体が反射的に反応してくれるようになります。

そして最後の段階では動きの中に感じ取った意味合いと理合を乗せ、言葉
よりも雄弁に語る動きが表出されてきます。

そこからは深耕していくことで更に円熟した動きへと昇華されていく段階
へと進んでいくはずです。Perfumeの動きはこの途上にあるように感じられ
ました。



「今、私達にできること。」



公演中の要となる部分で表明された言葉。


彼女達の言葉は広く捉えられる言葉ですからこれを取って~を表している、と
は言えません。
この言葉は純粋にPerfumeが今できることはこれなんだ、ということだったの
でしょう。


ライブへたどり着くまでにあった沢山の出来事を頭から振り払い、純粋に
Perfumeが表現するものと対峙しようと試みた時に仄見えたものは並々な
らぬ意志でした。

ライブ中それは位相を揃えたレーザー光線のように分厚く私を射抜き、燦然
と輝きを放ちながら空へと吸い込まれていくように感じられたのです。


ああ、美しいな。

なんて温かいものなんだろう。


ずっと考えていました。そっと背中を押すようなものではなかった。もっと
力強く、半ば暴力的に、格闘でもしているくらいの激しさで迫ってきた意志の
力。

ライブ中盤の2曲。これが私の全てを掴んで離さなかった。そんな感じが
しています。

胸が痛くなるくらいの濃密な意志。


それを身に纏ったPerfumeはきっとまた次の段階へ足を踏み入れた。そんな
ことを思いながら過ごしたツアーでした。
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